マスオな生活を1年続けて、個人的に感じたメリット・デメリット6つ

子供が生まれるタイミングで、嫁さんの実家に移り住む決断をして、引っ越してから約1年が経った。

 

 

もともとは自分を「男の中の男」だと勝手に思い込んでいたため、

「マスオなんてできるか!」

という気持ちはあったものの、嫁さんが

「精神的に余裕のある実家で子育てをしたい」

とのことだったので、尊重することにした。

 

世間一般的には

マスオ=情けない

みたいなイメージがあるが、出産予定日も近づいてきて、

そんな余裕もなかったため、即座に嫁さんの実家へ引っ越しをした。

 

 

振り返ってみて、マスオな生活で自分なりに感じたメリットやデメリットを伝えていこうと思う。

 

いままさに、あなたが同じ境遇で、マスオになるかどうかの選択を迫られている場合に少しでも参考になれば幸いである。

 

 

マスオのメリット

世間一般的に、なんとなく情けなさそうなイメージのあるマスオだが、実際にやってみるとメリットもそこそこある。

 

ただし、今回のメリットはあくまでも「出産・育児」というイベントが理由であるから、「嫁さんの両親の介護が必要だ!」とか、「嫁さんの両親が金銭的に生活が厳しい!」といった理由はあてはまらないので要注意していただきたい。

 

①経済的に余裕が生まれる

なんといってもマスオ最大のメリットの一つ、それが「金銭的に余裕が生まれる」ことである。

 

光熱費や食費はもちろん支払うものの、生活費のなかでもかなりのウエイトを占める家賃が劇的に減った。

 

もともと嫁さんのご両親は、嫁さんの祖父が残した戸建てに住んでおり、祖父の代で家のローンなどは完済していたので、とくに毎月家のためになにかを支払っているわけではなかったので、その分私が何か家に関して負担するということもなかった。

 

二人で生活していたときは、駅近の1LDKマンションに住んでいたため、その分家賃も高くて結構な負担だった。

 

家賃がかからないというのは、ものすごく助かっている。

 

 ②育児の負担が減る

 これは、自分の実家でも実感できるであろうことだが、「育児の負担が減る」というのもマスオ最大のメリットの一つである。

 

私のパパ友や子供のいる女友達をみていると、とにかく2人だけで育児をしていくというのは物凄く大変である。

 

日常的な家事に加えて育児をすることは本当に大変なうえに、嫁さんや旦那、子供が病気したときはなおさら大変である。

 

 それが、相手のご両親がいるおかげで助かりまくっている。

 

私はフルタイムで日中働いていて、自宅にいられる時間が限られているため、もし夫婦と子供の3人だけで生活していたら、嫁さんに家事と育児の全負担がかかってストレスが溜まって喧嘩が絶えない日々になっていたと思う。

 

わずかな時間でも、嫁さんのご両親が子供の面倒を見てくれているだけでも物凄く助かっている。感謝しかない。

 

 

マスオのデメリット

 メリットがあれば、当然マスオにもデメリットがある。

 

世間一般的なイメージが引き起こすデメリットもあれば、最初から想定できたようなデメリットも存在する。

 

それは下記のとおりである。

 

①ご近所から情けない人のイメージで見られる

 

まだ世の中では「マスオ=なんとなく情けなさそう 」といったイメージがあるため、そんな風に見られてしまうのは仕方がないことだ。

 

嫁さんの母親がご近所飲み会に参加したときに、「うちに娘と旦那さんが住んでいる」という話をしたときに、

「え!なんだそれwwww。オレなら絶対ムリwwwww」

と、実家暮らしのオッサンに言われちまったよ。

 

その後、発言した実家暮らしのオッサンは、その嫁さんも同席していたらしくて、その発言を聞いた後

「ムリwwwwって、あんたの実家に引っ越してきた私は一体なんなのよ!」

とキレて喧嘩になったらしい。

 

だがよくよく考えれば、他人にどう思われていようがどうでもいいことである。

 

それは、家族のほうが大事だから、家族のためを優先することがベストだからだ。

 

②自宅で過ごしている間も気を遣う

これもマスオ生活において結構なデメリットかもしれない。

嫁さんと二人で生活していたときは、自宅は自分の空間を感じられたのに対し、やはり自分で借りたり、所有者ではない家に住むのはなんとなく居心地がよろしくない。

 

たとえば、仕事などの飲み会で遅くなった時に相手のご両親が寝ている時間に帰宅することもちょくちょくある。

 

そんなときになるべく物音を立てないようにドアを閉めなければならない。

 

また、風呂場も共有のため、給湯器のスイッチを入れたときの

「ピンピロリ~ン」

みたいな音ですら、睡眠の妨害にならないかとヒヤヒヤしてしまう。

 

だがよく考えれば、それもお互いにある程度慣れてしまえばなんてことはないのだ。

 

③嫁さんのご両親が夫婦喧嘩を始めると気まずい

これは気まずい。非常に気まずい。

しかも、みんなで集まってお茶などをしているときに

「ひろさんがいるんだから、ちゃんとこうしてあげなさいよ」

というように、自分が夫婦喧嘩のキッカケになったときはとてつもなく気まずい。

 

そんなときは

「いえいえ、おかまいなく!ほんとにおかまいなく!ほんと、空気だと思ってください!」

と言っているが、それでもなんとなく後味が悪いものである。

 

④通勤が遠くなった

二人で生活していたときは身軽だったため、職場からチャリで10分とかの場所に家を借りて住んでいたが、マスオになるとなればそうもいかない。

 

現在は通勤時間が1時間40分と、2人生活をしてたときに比べて実に1時間30分増である。

 

人生のうち無駄にしている時間が増えたような気分である。

 

だが、通勤時間が長いということは、その間に読書でもして知識を身に付けられる時間が増えたということで、なにごとも考えようでなんとかなるのである。

 

 

マスオな生活まとめ

 

マスオになってみると、デメリットを挙げればキリがないが、少ないメリットでもそれが巨大なメリットであれば、マスオになる価値は非常に高い。

 

私の場合は上記に挙げたメリットが非常に大きかったため、デメリットに関してはそれほど苦痛には感じていない。

 

いろいろとマスオさんの意見を探してみると、ネガティブなものも多くて一瞬ひるみますが、個人的には何を始めてもメリットやデメリットは必ずあると思うので、まずはやってみて合わなかったら別の方法を探っていくのが良いのではないだろうか。