0歳児を見ていて学ぶことが多かった

我が家に子供が生まれて約一年、日々、子供の様子を見ていくうちに、なんだか逆に学ぶことが多いなぁと思うようになりました。

 

なぜかというと、大人になっていくと個人差はあるものの、みんな一定のリズムで生きていくようになりますよね。

 

例えば、朝何時に起きて、何時から何時まで会社に拘束され、やることが決められていて、何時に帰宅して就寝するまでにやることが定型化されていて~ と、同じサイクルの生活をしているうちに思考が停止してきます

 

ところが、生まれたばかりの子供ってまだ自分で出来ることが限られているし、生活サイクルも出来上がってない状態なんですよね。

 

それってつまり、まだなにも定型化していない、人間が本来持っている本質に近い存在なんじゃないかと思うようになったわけです。

 

そんな0歳児の様子を見て気付いたことを挙げていきます。

 

朝目覚めると、機嫌が良い 

 朝、憂鬱な気分で目を覚ます大人はどれくらいいるでしょうか?

毎日毎日、朝が来ることが憂鬱な人生って物凄く不幸なことですよね。

次の日の朝がやってくる前から、負の思考が働いて憂鬱な未来しか考えられなくなってしまいます。

 

ところが、赤ちゃんは朝起きるとすぐにニコニコして機嫌良さそうにしています。

朝が来て一日が始まることは、本来嬉しくて素晴らしいことなのだと思いました。

 

私も朝目が覚め、ふと子供のほうを見るとニコニコしてこっちを見ていて、なんだか一日幸せな気分になっていました。

 

失敗してもあきらめずにチャレンジする

 たった1~2回の失敗であきらめてしまう大人はどれくらいいるでしょうか?

赤ちゃんは何度も何度もチャレンジしては失敗を繰り返し、少しずつ成功して次のチャレンジを始めていきます。

 赤ちゃんはそうして寝返りが出来るようになったり、立つことができるようになったり、歩けるようになります。

 

チャレンジして成功してもなお、次のステップに果敢に挑戦して向上を目指すことは、大人の場合、なかなかできないですよね。

 

チャレンジ精神を持ち、あきらめずに挑戦するということは非常に重要なことです。

 

「ちょろっとやってみたけどできねーや」では全然成長がありません。

「これが出来るようにならないと生きていけない」ぐらいの気迫を常に持っていると良いかもしれませんね。

 

何に対しても興味を持つ

赤ちゃんにとっては、生まれて初めて見るものばかりです。

大人でも、生まれて初めて見るものって意外と多いですよね?

 

でも、大人は初めて見るようなものでも、ジッと見たり触ってみたり して、それがどんなものなのか調べつくそうとすることはなかなかありません。

 

赤ちゃんは納得するまでとにかく触りまくったり観察しまくります。

 

世の中のあらゆるものには価値があるとういうことに気づかされますよね。

身近にあるモノは、慣れてしまうと意識すら向かなくなってしまいますが、

「使い道によってはもしかしたらすごいことができるのかもしれない 」と考えながら興味を持ち続けたいですよね。

 

起きている間、とにかく動く

大人になると、一日のうちでただボーッとテレビを眺めたり、何も考えずにただビールでも飲んで過ごしがちです。

 

しかし、人生の時間は限られています。

 

「一日生涯」という言葉があるように、赤ちゃんは一日を精いっぱい生きることを実践しているように見えます。

一日中動き回り、満足できる日は大人になるとなかなかありませんよね。

 

起きている間はとにかく動き回って、寝るときは超グッスリ眠る。

こんな日々を送ればとても充実した人生になっていくと思います。

 

周りの人を喜ばせることで喜ぶ

子供が初めて立ちあがって、手をパチパチ叩いている姿をみた周囲の大人たちが

「すごいすごい!」と喜んでいると、子供はその喜んでいる大人たちを見て、楽しそうに何度も立ち上がって手をパチパチと叩いていました。

 

つまり、周囲の大人たちが喜ぶので、何度も立ち上がって嬉しそうに手をパチパチ叩いているように見えました。

 

誰かを喜ばせることを自分の喜びにできる大人はどれくらいいるでしょうか?

「人の不幸は蜜の味」なんて思っている人もいるようですが、人に喜びを与えられる人のほうがはるかに価値があります。

 

人に喜びを与えて自分も喜べる。そうなれば全員がWIN-WINです。

 

感情が素直すぎる

 嫌いなのに好きなフリをしたり、好きなのに嫌いなフリをしている大人はどれくらいいるでしょうか?

赤ちゃんは好き嫌いをまさに全身で表現します。

 

大人になれば、本当はムカついて仕方がない相手にも好意があるフリをしたり、周囲に合わせるためだけに嫌いなものを好きなフリをする場面があったりしますよね。

 

しかし、そんなことをしていたらストレスが溜まって体に悪いだけです。

 

変に考えすぎずに、好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。とはっきりしたほうが、ずっと楽な人生になります。

 

 周りの大人のマネをする

 赤ちゃんの周囲には基本的に、自分よりもずっと成長した大人たちが常にいる状態です。

赤ちゃん側はまだ何も分からない状態ですから、まずは周囲の成長した大人を見てマネすることで、成長していきますよね。

 

しかし大人になると、自分より能力が高かったり、結果を出している人を見てマネしようとするでしょうか?

 

大体は、自分なりの色を出したがって失敗するケースが多いです。

 

自分より上を行っている思ったら、素直にマネをしてみる。

そんな謙虚さを持って生きていきたいですよね。

 

0歳児から学ぶことまとめ

まとめると、人間は生まれたばかりのころは

  • 一日の始まりを楽しむことができる
  • 不屈のチャレンジ精神を持って向上している
  • あらゆるものに価値を見出している
  • 時間のあるかぎり動き続ける
  • 人を喜ばせることで自分が喜ぶことができる
  • ひねくれていない感性を持っている
  • 自分より優れたものに対して謙虚さを持っている

こんな特徴を持っているわけです。

 

これだけの特徴を持った大人がいたら、とんでもなく凄いですよね?

 

大人になっていく過程で、いろんなことを学びながら特徴がどんどん変化して今に至っているわけですよね。

しかし本来は上記のような特徴をみんな持っていたわけですから、変な方向に向かって自分を苦しめる結果になっていないかを見つめ直してみると良いかもしれませんよね。