読書は紙よりも電子が良い
本を読もうと思ったとき、「紙の本にするかKindleにするか」で迷ったことがある人は多いんじゃないかと思う。自分もずっと紙の本派だったんだけど、資格の勉強などを除く通常の読書についてはKindleタブレットに切り替えてからというもの、もう紙には戻れないと感じるようになった。
今回は実際にKindleタブレットを使い続けてきた経験をもとに、なぜ紙の本よりKindleの方が優れているのかを具体的にまとめていこうと思う。「Kindleが気になっているけどまだ踏み切れていない」という人の背中を少しでも押せたらうれしい。
Kindleタブレットが紙の本より優れている理由
1.何百冊でも持ち歩ける圧倒的な携帯性
なんといってこれでしょう。
紙の本の最大の弱点のひとつが「重さとかさばり」だ。文庫本1冊ならまだしも、単行本や専門書になると300〜500gを超えることも珍しくない。複数冊を持ち歩こうとすれば、それだけでカバンがパンパンになってしまう。
筋トレにハマっていた頃だったら、喜んで本を持ち歩いていただろう。
Kindleタブレットなら、本体1台に数百冊〜数千冊の本を入れておける。重さは機種によって異なるが、Kindle Paperwhiteなら約205gと文庫本より軽い。Fire HD 8でも約310gだ。どれだけ本を積み込んでも重さは変わらない。
通勤・出張・旅行など、外出先で本を読む機会が多い人には特に恩恵が大きい。「今日は何を読もうか」と迷ったときも、端末の中に選択肢が揃っているから、気分に合わせてすぐに別の本に切り替えられる。これが地味にすごく便利で、一度経験するともう紙には戻れないと感じる。
自分は旅行のときは必ずKindleタブレットを持っていき、子供たちが寝静まったあとに宿から海や山を眺めて読書するのが癒しの時間である。
2.いつでもどこでも即座に本が買える
紙の本を買うためには、書店に足を運ぶか、ネット通販で注文して届くのを待つ必要がある。「今すぐこの本が読みたい」という衝動には、なかなか応えてくれない。
Kindleなら、読みたいと思った瞬間にその場で購入して、数秒後には読み始められる。深夜でも、旅行先でも、Wi-Fiさえあればすぐに手に入る。
この「即時性」は、読書習慣の継続にも大きく関係していると感じる。人間の「読みたい」という気持ちはわりと揮発性が高くて、書店に行くまでの間に冷めてしまうことがある。Kindleはその熱量が高いうちに購入・開読できるから、積読になりにくいという側面もある。
セールも頻繁に行われていて、普段より大幅に安く買えるタイミングが定期的にやってくる。Kindleストアを眺めているだけで「これも読んでみようかな」という本に出会えるのも、読書の幅を広げてくれる体験だと思う。
そしてアマゾンのkindleアンリミテッドに加入することで、500万冊以上の本を月額980円で読み放題という恐るべき読書生活を送ることができる。
この読み放題の対象となる本は常に入れ替わりが行われているため、興味のある本をあらかた読み終えても、また新しく興味のある本が読み放題となることがあり、飽きが来ない。
3.読書に集中できる環境が整っている
Kindleの専用端末(Paperwhiteなど)は、読書に特化した設計になっている。余計な通知も来ないし、SNSに誘惑されることもない。ただひたすら本を読むための端末だ。
スマートフォンで電子書籍を読む人も多いが、あれは正直なところ集中しにくい。LINEの通知が来たり、なんとなくTwitterを開いてしまったり、読書の流れが途切れやすい環境だ。Kindleの専用端末はそういった誘惑が構造的に排除されていて、本の世界に没入しやすい。
フォントの大きさや行間、明るさなどを細かく調整できるのも快適さに直結している。目が疲れてきたらフォントを大きくする、暗い部屋では明るさを下げる——こうした微調整が手軽にできるから、長時間読んでいても疲れにくい。紙の本では「老眼が進んできて小さい文字がつらい」という人でも、Kindleなら文字サイズを自由に変えられるから快適に読み続けられる。
4.本棚・収納スペースが不要になる
読書好きの人が抱える共通の悩みのひとつが「本が増えすぎて置き場所がない」という問題だ。本棚を買って、それが満杯になったらまた本棚を買って、気づいたら部屋が本だらけ
という経験をしている人も少なくないはず。
実際に自分も専門書を買いあさっていたせいで、部屋の本棚があふれかえってしまい、少し模様替えするだけで整理に相当な労力を費やす羽目になっている。
Kindleに切り替えると、この悩みがまるごと解消される。何千冊持っていても、物理的なスペースはKindle端末1台分しか占有しない。引っ越しのときも本の梱包・運搬・再設置という作業が不要で、端末1台を持っていくだけで全部の本が揃っている状態だ。
キムタクがドラマの中で住んでいる部屋のようなシンプル化を意識している人にとって、Kindleへの移行は非常に相性がいい選択肢だと思う。「もう読まない本をどう処分するか」という問題も、電子書籍ならそもそも発生しない。
紙の本にも良いところはある
ここまでKindleのメリットを挙げてきたけれど、公平に言って紙の本にも良いところはある。
紙の本は「所有している感覚」が明確だ。本棚に並んだ背表紙を眺める満足感は、Kindleでは得られない体験だ。本に書き込みをしたり、ページの端を折ったり、古本屋で見つけた一冊を手に取ったりする喜びも、紙の本ならではのものだ。
電子書籍ではまだラインナップに限りがあって、読みたい本が必ずしも電子版で出ているとは限らない。絵本や写真集、専門的な学術書などはレイアウトの関係で紙の方が見やすいケースも多い。
そして自分のように子供がいる場合は、読ませたい本を残すことができるのも利点だ。
また、長時間の読書では電池切れの心配がある点も紙の本にはない制約だ(専用端末なら数週間持つが)。デジタルデバイスが苦手な人にとってはそもそも慣れるのに時間がかかることもあるだろう。
まとめ
紙の本とKindleタブレット、どちらが優れているかという問いに対して「完全にKindleの方が良い」とは言い切れないけれど、利便性・コスト・携帯性・機能の面でKindleに軍配が上がる場面は非常に多いと感じている。
読書の量が多い人・外出先でも読書したい人・収納スペースに困っている人・コストを抑えたい人——こうした人ほど、Kindleへの移行によって読書体験が大きく向上する可能性が高い。
まだ試したことがない人は、ぜひ一度使ってみてほしい。最初の一歩を踏み出した先に、快適な読書ライフが待っているはずだ。