「資格」は何のために取得するのか?

世の中にはものすごくたくさんの「資格」がありますよね。

 

その資格の中でも

・国家資格

・公的資格

民間資格

と3つに分けられていて、なおかつその分野も医療系から法律系から工業系から、とにかく多種多様すぎます。

 

 こうした資格を取得するための難易度に関しても、1週間程度勉強すれば取得できるものから、途方もない時間と労力をかけないと取得できないものまで、たくさんあります。

 

これからなんらかの資格をあなたが取得しようと考えている場合、

 

「会社から言われて仕方なく受けなければいけない」

「資格を取得すれば給料がアップするから」

とか、

「現状をなんとか好転させたい」

「将来の不安を和らげるための保険」

あるいは、

人生を一発逆転させたい

 

などなど、色んな理由があるのではないでしょうか?

 

もちろん資格を取得しただけでは何が変わることはありません。ただ「肩書き」が増えただけです。

 

ただ、時間と労力と金をかけて勉強して取得したにも関わらず、なんの役にも立たなかったり、それ以前に途中で諦めてしまえばただ人生の時間を無駄にしただけになります。

 

もしあなたがなんとなく資格を取得したいと考えている場合は、「取得した後はどうしよう?」という展望を見据えたうえで勉強を始めると良いと思います。

 

ちなみに私が持っている資格だと、

 

・旧普通自動車免許

普通自動二輪免許

・運行管理者

危険物取扱者

・消防設備設備士

・2級ファイナンシャル・プランニング技能士

行政書士

 

と、仕事上、会社の命令で取得したものから、「取得すればなんかの役に立つだろ」と適当な理由で取得した資格もあります。

 

ただ気付いたのが、そうした業務上どうしても必要な資格以外の「資格を取って役に立つのか?」ということです。

 

会社の仕事上で必要な資格であれば、「資格手当」がついて収入がアップしますが、ハッキリ言うと「活用できない資格は時間と労力と金の浪費」なのではないかと思います。

 

もちろん、資格の勉強をすることによって「知識」は得られますが、目的もなく取得した資格は「知識を他人にひけらかすだけ」しか使えず、そんなことをすれば逆に「バカ」の烙印を押されてしいまうことでしょう。

 

 しかも、資格を得た知識を継続して使う機会がなければ、どんどん頭から抜けていきます。

そのうち、せっかく得た知識も再び資格試験を受けるまえの白紙の状態に逆戻りします。

 

そこで仕事上、必要になって取得した資格以外の資格を「死格」にしないためにはどうすればいいのかをいくつか考えてみました。

 

 ①取得した資格を武器に転職する

この場合の順序としては、

 

1.転職したい➔資格を取得する 

2.資格を取得した➔もっと給料の高いところへ転職しよう

 

の2パターンが考えられますが、「転職したい」という気持ちが先に来ることによって資格を取得する1番のケースが多いと思います。

 

 ただ、よく言われるように

資格よりも経験が大事

ってのも一理あります。

 

ただ、私としては

資格も経験も両方大事

だと思っています。

 

というのも、「資格持ってます」だけの人の場合、いざ仕事をして素人丸出しだったら「なんだよハッタリかよ」ってことになりますし、

 

逆に仕事は長年こなしているけれども「資格はありません」だと、最初に仕事をするときに少し不安に思います。

 

もちろん最初に実績を「これでもか」というぐらい伝えることが出来れば、資格がなくても信頼を得られますが、そんなに相手のことを時間をかけて調べる余裕のない場合は多いです。

 

人間って思っているよりも「イメージで物事を判断してしまう」ところがありますので、「ハクをつける」というのも意外と重要だと思っています。

 

 ②人脈を広げる

資格を得ることによって、その資格特有の集まりみたいなものがあったりします。

 

例えば私は営業職の経験がありますので、そのときにお客様にとって役に立つかなと思いファイナンシャル・プランニング技能士を取得しましたが、そこからさらに協会が指定する課題等をこなして「AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)」という資格を取ると、FP協会というものの会員になります。

 

その会員になると、毎月情報誌が送られてきたり定期的なイベントへの誘いなどがあるのですが、もう一つ「SGグループ」という活動がなされています。

 

これは会員同士が集まって勉強会を開催しているもので、定期的に行われて勉強会のあとは大体懇親会なんかもセッティングされています。

 

 要するに、「その資格を持っていれば参加できる場がある」ということです。

 

私もそれで何度か顔を合わせて仲良くなり、プライベートな友人とは出来ないような情報交換を気軽にできる相手ができましたし、相手から聞いた情報をもとにして判断の選択肢が増えました。

 

情報の質も、その人が実際に体験してみた生の情報が多いので信頼性が高いです。

 

また、よくネット等で使えない資格ナンバー1と言われている行政書士は、取得してみたら更に多くの人と知り合いました。

 

③資格の勉強で得た知識を活かして情報を発信する

世の中には特定の情報が知りたくて調べまわっている人がたくさんいます。

 

私もちょっと分からないことがあるとまず先にインターネットで検索をかけます。そんなときに専門性の高い情報がわかりやすく書かれているブログやサイトを見つけると、ものすごく助かってます。

 

そうした「特定の情報がほしくて困っている人」の役に立つためにも、自分の知っている情報を公開していくことはとても大事です。

 

 人の役に立つ情報を発信することで、相手はあなたのファンになってくれたりします。

 

あなたのファンが増えれば、あなた自身が次のステップへ進むことができます。

 

例えば、より相手の役に立つためによりその分野について学んで向上していき、ファンを巻き込んだ商売のレベルにまでいくことができます。

 

ただ資格を持っている人」から「その資格に関するなんからの商売」にまで持っていけば、確実に「資格を活かした」ことになるでしょう。

 

「資格」まとめ

 資格を取ろうとする理由は様々ありますが、

「資格を取りたい」

というよりも、

資格を取得してこうなりたい

 というのが、共通の目的なはずですよね。

 

 ただの「資格マニア」な人であったとしても、

「たくさん資格を取ることによってみんなから凄いと思われたい」とか、

 「たくさん資格を取ることによって自分に自信をつける」

といったように、資格を持つこと”だけ”が目的じゃないはずです。

 

漠然と、「これからなにか資格を取りたい」 というのであれば、

「取得したあと何をしたいのか」、「取得してどうなりたいのか」

を具体的にイメージすることで資格を「死格」にすることを最大限まで避けられるはずです。

 

また、もし「どんな資格を取ればいいのかわからない」というのであれば、「これを取ればこういう風になれる」という強いイメージを持っていかないと、取得するまで勉強するモチベーションを維持することができませんし、途中でやめれば人生の時間を無駄にします。

 

イメージしたら、あとは行動あるのみです。

 

「仮に資格を取得したとしてもああだからこうだから」とか

「やっぱりこの勉強は自分には向いてない」とか

辞める理由を挙げたらキリがありません。

 

決めたらあとは取得するまで何も考えず勉強する

 

今すぐ行動してみる

 

これが大事です。

 

是非いま悩んでいるというのであれば、まずは本屋に行ってテキストをパラ読みしてみみましょう。